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「ゆうちょ銀行」の地域活性化ファンドにおける初のベンチャーファンド参加は「MBC試作ファンド」へ/Makers Boot Camp、組織体制強化のため資金増強へ

「ゆうちょ銀行」の地域活性化ファンドにおける 初のベンチャーファンド参加は「MBC試作ファンド」へ 試作支援のMakers Boot Camp、組織体制強化に向け資本増強とアドバイザリーボードを設置

試作支援サービス「Makers Boot Camp」を提供する株式会社Darma Tech Labs(本社:京都市下京区、代表取締役:牧野成将、以下「DTL」)は、ジェネラル・パートナー(GP)として管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)へ株式会社ゆうちょ銀行(本社:東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長:池田 憲人、以下「ゆうちょ銀行」)がリミテッド・パートナー(LP)として参加することが決定したことを発表します。ゆうちょ銀行の地域活性化ファンドにおけるベンチャーファンドへの参加は今回が初めての取り組みとなります。同時に、DTLは組織体制強化のために豊富な経験や人脈を有する個人投資家からの資本増強とアドバイザリーボードへの参加も決定したのでお知らせします。
【Darma Tech Labsの組織強化について】
更なる体制の強化のため、各分野での豊富な経験や人脈を有する方々をDTLのアドバイザリーボードに迎えます。服部重彦氏(株式会社島津製作所 相談役)がMBCの試作技術アドバイザーに就任したことを筆頭に、辻理氏(サムコ株式会社 代表取締役会長兼社長)、佐山展生氏(インテグラル株式会社 代表取締役パートナー)、今庄啓二氏(元フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長)がアドバイザリーボードに加わり、同時にエンジェル投資家としてDTLの第三者割当増資を引き受けることとなりました。京都を世界に開かれた「モノづくりスタートアップの都」とするために技術・経営面でアドバイスをいただく予定です。  
【Darma Tech Labs活動の3つの柱】

第1の柱:モノづくりスタートアップ試作支援

ハードウェアスタートアップの多くは量産化の段階で、高い壁に阻まれます。ハードウェア業界への新規参入はモノづくりの経験の少ないスタートアップにとってはハードルが高く、量産化を見据えた試作品づくりをサポートする工場や信頼できるパートナーを見つけることは困難を極めます。その問題をワンストップで解決するため、DTLは2015年に一般社団法人 京都試作ネット(本社:京都市下京区、代表理事:鈴木滋朗)と連携して、国内外のハードウェアスタートアップの量産化に向けた試作支援サービス「Makers Boot Camp」(以下「MBC」)をスタートしました。MBCは、スタートアップのニーズに合わせたオーダーメイドの試作支援サービスを提供し、これまで約20社のサポートをおこないました。  

第2の柱:投資活動

MBCが支援した企業の多くが量産化試作を経た次のステップに順調に進んでおり、その中で資金調達に成功するスタートアップが出てまいりました。こうした実績を踏まえ、DTLは2017年7月に国内外のIoTスタートアップの試作支援と投資を組み合わせた日本初の取り組みである本ファンドを立ち上げ、既に国内2社、海外3社のハードウェア企業にも技術支援と並行した投資を開始しています。これまで株式会社 京都銀行(本店:京都市下京区、頭取:土井伸宏)とDMG森精機株式会社(本社:名古屋市中村区、取締役社長:森雅彦)から出資を受けています。本日、株式会社 ゆうちょ銀行からの出資受け入れを発表します。  

第3の柱:起業家育成

MBCはスタートアップの支援をするなかで、日本人が「起業家となること」をキャリア選択の一つとして捉えて欲しいと考えています。その思いから、モノづくり起業家の発掘・育成のため「モノづくり起業 推進協議会」(以下「協議会」)の立ち上げにもMBCは参画しています。協議会のメンバーとして次世代起業家育成のためのワークショップ「高校生Makers」、ハードウェアスタートアップのための世界的ピッチイベント「Monozukuri Hardware Cup」の日本予選などを開催してきました。またMBCとして、起業家コミュニティーのためのイベント「Monozukuri Hub Meetup」(https://www.meetup.com/monozukuri-hub/ )を継続的に運営してきましたが、2017年9月には京都市等と共に国際的なモノづくりベンチャー支援拠点「Kyoto Makers Garage」を立ち上げ、国内外のモノづくりスタートアップを支援する体制の整備・強化に努めていきます。  

MBCは今年度中に20億円の資金調達を達成し、金融機関や各分野の事業会社との連携を強化し、「京都をモノづくりスタートアップの都」にすることを目指します。

 

【ファンド概要】

ファンド名         MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合 無限責任組合員    株式会社 Darma Tech Labs 有限責任組合員    株式会社 京都銀行 / DMG森精機 株式会社 / 株式会社 ゆうちょ銀行 ファンド規模        20億円 (予定) 運用期間        10年間 投資対象企業        日本 / 北米 / 欧州のアーリーステージのハードウェアスタートアップ 重点投資領域         IoT/ロボティクス/センシング/ネットワーク/ビッグデータ解析/メディカル                                                      デバイス/介護/ライフスタイル/環境・エネルギー  

■株式会社Darma Tech Labsの概要

商号   : 株式会社Darma Tech Labs(Darma Tech Labs Inc.) 代表取締役: 牧野 成将 設立   : 2015年8月3日 資本金  : 2970万円 本社所在地: 〒600-8413 京都市下京区大政所町680-1第八長谷ビル2階 事業内容 : シード、アーリーステージのハードウェア企業を対象としたVCファンドの運営 ハードウェア・スタートアップへのプロジェクト・マネージメント業務 URL      :http//makersboot.camp/  

■一般社団法人京都試作ネットの概要

京都試作ネットは2001年7月に京都府下の機械金属関連の中小企業で構成された、部品加工から装置開発まで「試作に特化したソリューション提供」を専門とする団体。現在は50社以上の中小企業が加盟しており、試作加工の集積地となりつつあります。 代表理事 :鈴木滋朗        URL:http://www.kyoto-shisaku.com/  

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