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【開催レポート】Deep Tech Forum Kyoto 2024およびMonozukuri Hardware Cup 2024を京都で開催
2024年3月7日・8日に開催した「Deep Tech Forum Kyoto 2024」の当日の様子をYoutubeで公開しました。Youtubeはこちらから ■「Deep Tech Forum Kyoto 2024」各講演資料がまとまったWhitepaperはこちらから
■「Deep Tech Forum Kyoto 2024」が5分でわかる!ハードウェア・ハードテックスタートアップ特化型投資ファンドを運営する株式会社Monozukuri Ventures(本社:京都市及び米国ニューヨーク市、CEO:牧野成将、以下「MZV」)は、「Deep Tech Forum Kyoto 2024」を2024年3月7日・8日に開催しました。あわせて8日には日本のハードウェア・スタートアップのグローバル展開への登竜門となるピッチコンテスト「Monozukuri Hardware Cup 2024」の日本決勝を同時開催しました。
Deep Tech Forum 2024について
Deep Tech Forumは「世界のディープテック・スタートアップは日本を目指せ」を掲げ、2024年に初開催された国際的なイベントです。2024年1月15日から北米(トロント、ピッツバーグ、ニューヨーク)のディープテックを推進する都市で開催され、テクノロジーに強い大学やアクセラレーター、VC(ベンチャーキャピタル)など、現地のスタートアップ・エコシステムの主要プレイヤーやスタートアップが集まりました。今回、4番目の都市として京都でDeep Tech Forum Kyoto 2024が開催されました。
Deep Tech Forum Kyoto 2024の概要
本イベントでは3月7日を「Corporate Day」、3月8日を「International Startup Day」として実施。「Corporate Day」では、ディープテック・スタートアップとのオープンイノベーションを推進する大企業や投資家が集まり、ディープテック・スタートアップと連携するためのエコシステムや協業の仕方を議論しました。
冒頭では、弊社CEOの牧野による基調講演「世界のディープテック・エコシステムと日本企業に求められるもの」を行いました。 特別講演では、住友不動産株式会社の藤島正織氏が「不動産ディベロッパーが果たす、京都-東京間の持続的なスタートアップ・エコシステムの形成」について、アクセンチュア株式会社の丹羽雅彦氏からは「ものづくりに起きている変化~テクノロジーにまみれて生きる」についてお話をいただきました。また、豪華なメンバーによる2つのパネルディスカッションも行われました。
前半では「京都のスタートアップ・エコシステム」をテーマに、京都キャピタルパートナーズ株式会社の河野慎吾氏(モデレーター)、京都大学イノベーションキャピタル株式会社の楠見公氏、栖峰投資ワークスの関兵馬氏、グローバル・ブレイン株式会社の新津啓司氏、そして弊社CEOの牧野の5名が意見を交わしました。京都大学や大阪大学など様々な研究拠点や製造業企業が集積する京都、ひいては関西が持つイノベーション創発のポテンシャルや課題について、熱気あるディスカッションとなりました。後半のパネルディスカッションのテーマは「日本のディープテック投資最前線」。登壇者は弊社の山舗智也(モデレーター)、リアルテックファンドの永田暁彦氏、Coral Capitalの西村賢氏、HAX TokyoのHana Jin氏の4名でした。豊富なスタートアップ投資経験を有する各氏から、ディープテック投資の課題や可能性、そして今後の展開について、非常に熱いディスカッションとなりました。
Day2の「International Startup Day」では、海外スピーカーによる特別講演や、8回目を迎えるハードウェア・スタートアップのピッチコンテスト「Monozukuri Hardware Cup」などを実施しました。
特別講演では、Innovation WorksのKirc Botula氏が「Pittsburgh: Center for AI, Robotics and Advanced Manufacturing」と題して、米国の中でもディープテックが集積するピッツバーグの最新の状況を紹介していただきました。特別講演の後、製造業の大手企業3社によるリバースピッチが行われました。リバースピッチとは、スタートアップがアイデアを提案するピッチではなく、逆に大企業がスタートアップに対して事業や課題をプレゼンするものです。
ディープテック分野では、大企業などとの「オープンイノベーション」が不可欠です。 現在のスタートアップの主流である、ソフトウェアやSaaS(Software-as-a-Service)分野のスタートアップとは異なり、ディープテックのスタートアップは起業初期のシード段階からサプライチェーンやバリューチェーンを構成するように企業を運営する必要があります。 そのため、スタートアップ・エコシステムも大企業のオープンイノベーション部門との連携に積極的です。 しかし、ディープテック・スタートアップと大企業の連携は、日本だけでなく欧米やアジアでもまだまだ試行錯誤の段階にあります。 Monozukuri Venturesは今後、米国とアジアを中心に、様々なディープテック分野で、現地のディープテック・エコシステムなどのパートナーと連携しながら、定期的にDeep Tech Forumを開催し、ディープテック・スタートアップの成長と発展の機会に貢献していきます。Monozukuri Hardware Cup 2024
本ピッチコンテストは「世界を舞台に活躍する日本のモノづくりスタートアップ企業の登竜門」と位置付けられています。4分間のプレゼンテーションと5分間の質疑応答が全て英語で行われます。
米国ピッツバーグで開催される「Hardware Cup Finals」の国内予選として2017年から開催されており、2021年以降は協議会独自としてグローバル展開を後押しすべく開催しています。海外のベンチャーキャピタリストを審査員としてお招きし、グローバルなイベントとなりました。 ピッチコンテストは京都のイノベーション創出拠点である「京都リサーチパーク」とYouTubeLiveで開催され、数多くの応募から選ばれた7社のファイナリストがピッチを行いました。登壇企業
■リッパー株式会社
脱炭素社会と豊かな海を実現するナノテクノロジータイヤ強化素材事業■株式会社シーテックヒロシマ フジツボを切り口に、海をデータ化し、海関連の産業をアップデート
■株式会社ココロミル 世界初の自宅でできる心臓ドッグ
■ハプキタス株式会社 人の痛みを定量化するための疼痛診断補助システムの開発
■Seaside Robotics 海岸の漂着ごみを清掃するロボットの開発
■株式会社Medlarks/Medlarks Co., Ltd. カテーテル関連尿路感染症(CAUTI)予防デバイス
審査員
長野 草太氏(Abies Ventures General Partner & Investment Committee Member)
Hana Jin氏(SOSV/HAX General Manager) Anna Maruyama氏(Sony Semiconductor Solutions Corporation)結果発表
優勝:株式会社Medlarks/Medlarks Co., Ltd.
準優勝:リッパー株式会社、Seaside Robotics上位3社には審査員から賞状が授与されました。
入賞されたスタートアップの方々、おめでとうございます!クロージング
入賞チームの表彰を終えた後、弊社プリンシパルのSabrina Sasakiによるクロージングスピーチがありました。
交流会
Day1とDay2の両日の終わりには懇親会を実施しました。京都をテーマにした食事をとりながら、参加者の方々で交流を深めていらっしゃいました。スタートアップと大企業の間で提携を目指した商談なども見られました。
当日のYouTubeLiveのアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。 ぜひご覧ください! 改めてご応募いただいた全ての皆さま、ご協賛いただきましたスポンサー企業の皆さま、運営にご協力頂きました皆さまに感謝を述べさせて頂きます。 本当にありがとうございました!Deep Tech Forum Kyotoは弊社にとっても初めての取り組みとなりましたが、来年度以降も改善を重ねて、さらに魅力的なイベントにしてまいります。ご期待ください! ■Monozukuri Hardware Cup公式サイトのレポートはこちらから
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