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「Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC 2025」開催決定~製造業を再定義するグローバル・スタートアップ・イベントを9月下旬に米ニューヨークで開催~
ディープテックに特化したベンチャーキャピタルMonozukuri Venturesと、ニューヨークを拠点とする非営利団体New York Roboticsは、2025年9月23日(火)に、ニューヨーク市の先端製造業の一大拠点であるBrooklyn Navy Yard(BNY)にて「Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC 2025」を共催いたします。当日は、スタートアップ、大企業、投資家、政策関係者など500名以上の参加を見込んでいます。
本イベントでは、製造・物流を「コストセンター」から「戦略的成長の源」へと転換するという視点からスタートアップ・投資家・大企業・政府関係者・自治体などが一堂に会し、展示とカンファレンスを同一フロアで同時開催することで、技術と戦略、そして協業のリアルな出会いを創出します。
さらに、前日9月22日(月)夕方には、選抜された10〜15社による投資家向けデモデーとネットワーキング・レセプション(招待制)を開催します。Startup Showcase展示企業から厳選されたスタートアップが、国内外の投資家・戦略パートナーに向けてピッチを行います。
■Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC 2025詳細・お申込みはこちらから (※申込サイトは英語です)
イベントテーマ
“From Cost Center to Strategic Growth: How Deep Tech Is Transforming Manufacturing for the Sustainable Economy”
(持続可能な経済に向けて、製造業はコストセンターから戦略的成長の源へ)なぜ今、製造業の戦略的再定義が必要なのか
今、製造業は3つの構造的な変化に直面しています。一つ目は、生成AIやデジタルインフラの拡大による電力需給の逼迫。二つ目は、労働力人口の変動によるDX・自動化・ロボット化の加速。三つ目は、地政学リスクの高まりによるグローバル・サプライチェーンの再構築です。
こうした外部環境の変化のなかで、製造・物流といった“企業の基幹機能”を単なる「コストセンター」としてではなく、事業戦略と成長の中核として再定義することが求められています。 例えば一つ目の電力需給の逼迫により、世界中の企業がエネルギー利用とコスト構造の再考を迫られています。その最大の要因のひとつが、生成AIをはじめとするデジタルインフラの急拡大に伴う電力需要の爆発的増加です。 データセンターは今後数年で世界の電力消費の大きな割合を占めると予想されており、その需要は既存の発電能力の増加ペースをはるかに上回る水準で伸びています。このため、すでに複数のテック・製造系大手企業が、自社用に再生可能エネルギー源や発電所の買収・確保を進めており、マイクロ原子炉や核融合スタートアップへの投資も加速しています。 こうした状況は、単なる「脱炭素」対応ではなく、“誰が、どこで、どのようにエネルギーを使い、削減できるか”を全体設計から見直す必要性を突きつけています。 特に製造業においては、個別工場のプロセス効率やCO₂排出削減だけでは不十分です。 生産、物流、保守、回収といったバリューチェーン全体における「エネルギー消費総量」の最適化こそが、今後のコスト競争力を左右する鍵となるからです。 本フォーラムでは、製造や物流を「コストセンター」として捉えるのではなく、変化の時代において企業価値と収益性を生み出す“成長のドライバー”として再定義するための実践的アプローチを共有します。Brooklyn Navy Yardという「実証の場」
今回の会場であるBrooklyn Navy Yard(BNY)は、かつて米海軍の造船所として栄えた歴史ある施設を、ニューヨーク市が先導し再開発した都市型の先端製造業やロボティクスなどディープテックの拠点です。
構内には、ハードウェア系スタートアップの成長支援拠点であるNewlabや、プロトタイピング施設、研究機関との連携拠点が集積し、ニューヨークの先端製造のエコシステムを形成しています。 実際、BNYには多くのディープテック系スタートアップがオフィスを構え、BNYのエコシステムを活用しています。例えば製造業向けAIスタートアップのNanotronicsは、急成長に伴い2020年にNewlabから出て、同じBNY敷地内に45,000平方フィートの専有施設を構え、AIとモジュール型構造を活用した次世代半導体製造拠点(Cubefab)の開発を進めています。 このような都市と製造・ディープテックの融合は、世界的にも極めてユニークな取り組みであり、本フォーラムの開催地としての意義を裏付けています。プログラム構成
・Deep Tech Forum(カンファレンス)
先端製造技術、ローカル生産、スマート物流、レジリエント・サプライチェーン、ライフサイエンスなどをテーマとしたセッションを予定 ・スタートアップ展示(Startup Showcase) 先進製造業、ロボティクス、エネルギー、インフラ、ライフサイエンス分野の50〜100社スタートアップ ニューヨーク都市圏、米国東海岸(ボストン、ピッツバーグを含む)、ヨーロッパ、日本からの企業が出展 参加スタートアップの多くは、地域のイノベーションハブ、大学、アクセラレーターパートナーによって推薦されており、彼らはまた、投資家向けデモデイのラインナップ形成にも貢献しています。 ・デモデー+投資家交流会(招待制) 日時:2025年9月22日(月)17:00〜19:30 会場:ニューヨーク市内 内容:10〜15社の選抜スタートアップがピッチ、定員80名開催概要
イベント名: Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC Fall 2025
日時: 2025年9月23日(火) 会場: Brooklyn Navy Yard – Building 303(米ニューヨーク市) 主催: Monozukuri Ventures、New York Robotics 協力:US Center for Advanced Manufacturing、横浜市米州事務所 スタートアップ展示協力: New York Robotics, Carnegie Mellon University (起業センター), The Engine, CMU Tech & Entrepreneurship、Robotics Factory (Innovation Works)チケットと料金
スーパーアーリーバード料金は7月13日まで、その後、アーリーバード料金は9月1日までご利用いただけます。
■学生パス (Startup Showcaseのみ) 14.95ドル 教育機関または学術機関のドメイン(例:.edu)のメールアドレスで登録する必要があります。 承認が必要です。 ■一般パス (Conference + Startup Showcase) ・49.95ドル ・スーパーアーリーバード:14.95ドル(7月13日まで) ・アーリーバード:24.95ドル(9月1日まで) ■スタートアップパス(Startup Showcaseでの展示テーブルを含む) ・499.95ドル ・スーパーアーリーバード:199.95ドル(7月13日まで) ・アーリーバード:349.95ドル(9月1日まで) 含まれるもの: ・無料の一般パス3枚 ・スタートアップショーケースでのブース(テーブル) ・9月22日のプライベート投資家向けデモデイへの応募資格 ■投資家パス(デモデイへのアクセスを含む) ・499.95ドル ・スーパーアーリーバード:299.95ドル(7月13日まで) ・アーリーバード:399.95ドル(9月1日まで) 含まれるもの: ・無料の一般パス3枚 ・プライベート投資家向けデモデイへのアクセス ・参加スタートアップへの早期アクセススポンサー
カンファレンス、スタートアップショーケース、投資家向けデモデイを含むイベント全体でのエンゲージメントと知名度を高めたい組織は、スポンサーシップオプションをご検討ください。詳細・お申込みはこちらから (※申込サイトは英語です)
・パビリオンスペース(複数のスタートアップブースがある専用エリア) ・テーマ別セッションまたは円卓会議の共同開催 ・レセプションまたはラウンジの飲食スポンサーシップ ・ブランド露出とコミュニティエンゲージメントのためのカスタムパッケージ 詳細についてはお問い合わせください。 ■Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC 2025主催者について
Monozukuri Venturesは、米国と日本を拠点に活動するディープテック・ロボティクス・製造業スタートアップ特化型VCです。投資のみならず、日本企業のグローバル連携を支援するMonozukuri Innovation Institutを通じた、日本企業のスタートアップエコシステムにおけるネットワーク形成や事業開発を支援しています。こちらから ・イベントサイト(チケット販売): https://deeptechforum.us/
New York Roboticsは、ニューヨークを拠点にロボティクスおよびAIスタートアップを支援する非営利団体であり、創業者支援・国際連携・イベント開催を通じて、米東海岸のロボティクス・エコシステムの中核的役割を担っています。 <お問い合わせ先> 協賛に関するご相談やその他のお問い合わせは、下記までご連絡ください。 ・お問合せフォームは当社ニュースレターへご登録下さい。
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