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CEO牧野より:新年のご挨拶

2025年、明けましておめでとうございます。 Monozukuri Ventures(以下、MZV)代表の牧野です。 今年は、私たちMZV(前身のDarma Tech LabsやFab Foundryを含む)が誕生してから、ちょうど10年という節目を迎えます。 2010年頃から始まった3Dプリンターを象徴とする「メーカーズムーブメント」や、スマートフォンに代表されるインターネットとモノがつながる時代「Internet of Things(IoT)」の到来をきっかけに、多くのスタートアップが新たな挑戦を始めました。しかし、彼らは「Hardware is Hard」とも言われる数々の課題に直面していました。その中でも特に大きな壁が「試作量産の死の谷」でした。この課題に対し、日本の中小製造企業の力を結集し、試作量産をサポート(Technical Consulting事業)することで、世界中のスタートアップの課題を解決できるのではないかと考え、私たちの会社は設立されました。 その後、金融機関様や事業会社様の力をお借りして試作支援するファンドを立ち上げ(Investment事業)、また2023年には大企業製造業の新規事業創出としてスタートアップと事業会社を連携する取り組みやコミュニティを立ち上げ(Open Innovation事業)、Monozukuri Venturesは発展してきました。 (MZVの10年の軌跡はこちらから 振り返ると、この10年は「あっという間だった」と感じます。その間、世界ではナショナリズムの台頭や戦争、貿易摩擦、コロナ禍、さらには災害や気候変動といった多くの変化がありました。これらの影響で資材価格の高騰や円安などが進行する一方、日本国内では「スタートアップ5か年計画」の推進によって、多くのスタートアップが誕生し、規制緩和も進み始めています。私たちの投資領域も、IoTを中心としたスマートプロダクトからディープテック領域へと広がり、近年ではAIが大きな牽引役となっています。さまざまな出来事が重なり、この10年が一瞬に感じられるほど忙しい日々でした。 さて、2025年が始まりました。今年は「努力を重ね物事を安定させていく」という意味を持つ乙己(きのとみ)の年です。しかし、トランプ政権の再来や国内の参議院選挙など、今年も激動の1年となりそうです。関西では課題も山積していますが、大阪・関西万博の開幕が控えています。 参考:三井住友銀行「2024年の回顧と2025年の展望 2025年の具体的な予想は難しいですが、私たちが心がけたいのは、日々努力を積み重ね、目の前の課題を一つ一つ乗り越えていく、そんな1年にしていきたいと思っています。また、健康にも十分注意し、前向きな一年を目指していきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 Monozukuri Ventures 牧野

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