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【イベントレポート】製造業×AIの最前線― オープンイノベーションとフィジカルAIが切り拓く次の競争力
Monozukuri Ventures(以下、MZV)は、2025年12月5日に開催された「工場長サミット in 国際ロボット展『AI for Industry』」において、2つのパネルセッションにモデレーターとして参加しました。 本イベントでは、製造業を取り巻く競争環境の変化を背景に、オープンイノベーションとAIがもたらすビジネスモデル変革について、多角的な議論が行われました。
パネルⅠ:製造業オープンイノベーションの未来― うまくいくスタートアップ連携とは
15:00から行われたパネルⅠでは、「製造業オープンイノベーションの未来」をテーマに、イマクリエイト代表取締役CEO 山本彰洋氏、パナソニック チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー兼CVC推進室長 郷原邦男氏、ベンチャークライアント CEO 木村将之氏が登壇し、MZV執行役員でオープンイノベーションを担当する横溝がモデレーターを務めました。
セッションでは、PoCや投資にとどまり、事業化に至らないケースが少なくないという課題が共有されました。その解決策として、スタートアップを「顧客」として活用するベンチャークライアントモデルなど、より実装・事業化に近づく連携手法が紹介されました。
スタートアップ、大企業、そしてその橋渡しを担う立場それぞれの視点から、製造業におけるオープンイノベーションを成功に導くための条件が議論されました。
パネルⅡ:AIによる製造業のビジネスモデルへのインパクト
16:00からのパネルⅡでは、「AIによる製造業のビジネスモデルへのインパクト」をテーマに、FingerVision代表取締役 濃野友紀氏、Kidou Systems Co-Founder & CEO 塩野皓士氏が登壇し、MZV CEOの牧野がモデレーターを務めました。
本セッションでは、生成AIに続き注目を集めるフィジカルAIが、製造業にどのような変化をもたらすのかが議論されました。ロボティクス分野(RaaS)を中心に、日米で事業を展開するスタートアップ経営者の視点から、実空間でのデータ取得や実装の重要性、そしてAIを前提とした製品・システム設計の必要性が語られました。
フィジカルAIは単なる効率化にとどまらず、製造業のビジネスモデルそのものを変革する可能性を秘めていることが強調されました。
本イベントを通じて、製造業における競争力の源泉は、技術そのものだけでなく、いかに早く実装に踏み出し、事業として育てられるかにあることが改めて示されました。
MZVでは今後も、スタートアップと製造業企業の連携を通じて、新たな価値創出を支援していきます。
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