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北米エコシステムと日本企業との継続的な関係の実践を支援するプログラム「Monozukuri Innovation Institute」

「Monozukuri Innovation Institute」は日本企業のオープンイノベーション実務担当者や責任者の方のうち以下のような方を対象にした法人向けプログラムです。 ・北米スタートアップ・エコシステムとの関係構築を検討している ・CVC、事業部、R&D、経営企画などの立場で関与している

Demo Dayに出ているのに、なぜ投資先が見つからないのか?」

「CVCを作ったのに、なぜ投資が進まないのか?」

こうした従来手法は、起業がディープテック分野の隅々まで広まった今、限界に来ています。

Monozukuri Innovation Institute(MII)は、この問題を解決するため、日本企業が米国ディープテック・エコシステムとの継続的な関係を、戦略的に設計し、組織として運用するための実践支援プログラムを提供します。

 

目次

はじめに: なぜ今、MIIが必要なのか

近年、米国ディープテック領域では構造的な変化が起きています。

過去8年間で約2,000社のVCが新設され、VC数は2.2倍に増加しました。その大部分は小規模VC(ナノVC)です。 これらのナノVCは特定の技術コミュニティに深く根を張り、大手VCが投資する前の『種(シード)』の情報を握る、エコシステムの案内役となっています。

しかし、彼らは小規模で、特定のニッチ分野では存在感があるものの、一般的なメディアや企業データベースなどには露出せず、発見や関係構築が難しいという特徴があります。

結果として何が起きているか:

  • CVC“だけ”では十分でなくなってきている
  • 従来の方法(Demo Day参加、有名アクセラレーター加入)だけでは不十分
  • 多くの日本企業のCVCは「箱にお金は入れたが、関係構築は進んでいない」状態

日本企業が抱える典型的な課題:

  • 面談は単発で終わる
  • 担当者が異動すると関係が消える
  • 「面白かった」で終わり、次のアクションが定まらない
  • 関係を「どう続けるか」が設計されていない

MIIは、この構造変化を前提に、エコシステムとの継続的な関係を、個人ではなく組織として設計・運用するための実践支援プログラムです。

※「ナノVC」とは:ファンドサイズ$15M(約20億円)以下の小規模ベンチャーキャピタルを指します。

📖 詳しい背景を知りたい方へ なぜナノVCが重要なのか、なぜCVC神話が崩壊したのかについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください: 「インナーサークル」は幻想か?日本企業が見落とす、エコシステムとの関係設計がカギ 「検索やDemo Dayでは有望スタートアップを見つけられない」― 水面下で起きている構造変化 「ナノVC」時代の到来:超細分化するディープテック投資市場の実態

サービス概要

Monozukuri Innovation Institute(以下、MII)は、日本企業が米国ディープテック・エコシステムとの継続的な関係を、戦略的に設計し、組織として運用するための実践支援プログラムです。 サービス資料ご希望の方は、こちらのフォームより「MII詳細資料希望」とご連絡ください。

MIIの特徴

1. ナノVCエコシステムへの独自アクセス

「ナノVC」とは、特定の分野に特化し、1名〜2名で運用されている、ファンドサイズ$15M以下の小規模ベンチャーキャピタルを指します。米国では過去8年間で約2,000のVCが新たに設立されましたが、その少なくない数が特化型のナノVCです。こうしたナノVCは、従来のスタートアップ系データベースではなかなか発見できません。

MIIは、米国のディープテック分野で、企業の戦略的ニッチに最適なナノVCとの継続的な関係構築を支援します。

2. 個人とコーポレートの2軸プログラム

  • 個人プログラム:企業に所属する個人が自身の課題解決に向けて活用
  • コーポレートプログラム:企業単位で利用し、個人の能力向上に加え、企業全体の課題解決を支援(例:担当者異動時の支援、LP出資に関する助言など)

3. ニッチ特化型VC(ナノVC)によるウェビナー

Deep Tech Forumとの連携による、ナノVCによるウェビナーとオンデマンドアーカイブなどを提供します。またオンライン・コミュニティDeep Tech Forum Communityの招待制チャンネルへの優先招待を実施します。

2026年1月よりロボティクス系ナノVCによるウェビナーチャンネル(Robotics Webinar Channel)を開始予定。今後、Advanced Manufacturing、半導体、Life Sciencesなど、ディープテックの他分野にも段階的に拡大予定です。

4. Deep Tech Forum VIP特典

全米各地で年2〜3回開催されるDeep Tech Forumでは、投資家やスタートアップとの交流機会を提供。VIP特典として限定イベントや小規模セッションへの優先参加が可能です。

5. エコシステム視察ツアー

北米の主要エコシステム都市(ニューヨーク、ボストン、ピッツバーグ)への視察を通じて、先端技術や市場動向を直接体験。アクセラレーターや大学への訪問、VCとのミーティングを含む実践的な情報収集機会を提供します。

6. アカウント・エグゼクティブ制度

コーポレートプログラムのSILVER/GOLD会員には、アカウント・エグゼクティブが継続的にサポート。企業の担当者が異動しても、エコシステムとの関係を維持できるよう支援します。

参加お申し込み

1.初回相談のお申し込み 以下のリンクより、初回相談をお申し込みください。 初回相談予約ページはこちら ※初回相談(オンライン)は、30分のビデオ会議形式で実施します。 2.サービス申し込み 下記の申込みフォームから、希望するプログラム名(例: STARTER、ADVANCED、BRONZE)を記載の上、お申し込みください。 お申込みフォームはこちら 3.プログラム開始 必要な手続きが完了次第、プログラムに参加いただけます。

提供内容と料金プラン

MIIでは、無償(登録制)で以下のサービスを提供しています。

  • Monozukuri Community (オンライン・コミュニティ) オンライン・プラットフォームを活用した情報提供・交換コミュニティ。米国のスタートアップ・エコシステムの「いま」が分かる「USヘッドライン」や、主に東海岸のディープテック系イベントをピックアップして紹介する「USイベント」などが中心です。
  • MII Salon(月1〜2回のオンライン交流会。) Zoomを使った情報交換や勉強会のためのオンラインサロン。MIIのメンターを司会進行にすえて情報交換を中心にする通常回と、ゲストスピーカーに迎えて、特定のトピックについて掘り下げるゲスト回などがあります。過去の回はアーカイブされていますので、見逃しても情報へのアクセスが可能です。
  • アーカイブへのアクセス:過去の講演・教育コンテンツ・資料へのアクセス

また有償で、以下の2つのプログラムを提供しています。 1.個人プログラム(MII Fellow Program) 企業内の個人個人が、自身の課題解決に向けて活用するプログラム。 2.コーポレートプログラム(MII Corporate Program) 企業単位で利用するプログラムで、個人の能力向上に加え、企業全体の課題解決を支援します。 (例:担当者異動時の支援、LP出資に関する助言など)

1.個人プログラム

【STARTER: オンライン中心のエントリーコース】

・定期メンタリング(月1回・30〜45分) Zoomもしくは対面によるメンタリング。タイムリーな助言を提供。

・投資家との個別セッション 投資ニーズに応じた投資家を紹介し、個別ミーティングを設定。

・費用 年間1万1000ドル(2026年3月までは旧価格1万ドル)

【ADVANCED: オンラインと実地を組み合わせた実践コース】

・定期メンタリング(月1回・30〜45分) Zoomもしくは対面によるメンタリング。タイムリーな助言を提供。 ・投資家との個別セッション 投資ニーズに応じた投資家を紹介し、個別ミーティングを設定

・VIP参加権 連携するイベントDeep Tech Forumなどで提供されるVIPパスや、VIP向け懇親会(招待制の小規模な交流会)への優先招待。 ・費用 年間3万3000ドル(2026年3月までは旧価格3万ドル)

2.コーポレートプログラム

【BRONZE: 企業向けのエントリーコース】 設計支援(フレームワーク提供)を行い、実際の交渉・実行・関係の成否は企業側で判断します。1年目で基盤構築後、2年目以降にSILVERへのアップグレードを推奨します。

・ADVANCED特典 2人まで個人プログラムのADVANCEDコースを受講可能。 ・年1回のエコシステム視察 指定都市(※)のアクセラレーターや大学への視察・交流を通じて、最先端の技術動向や市場機会を把握する貴重な機会を提供。MIIの専門的なガイドと現地エコシステムに精通したネットワークを活用することで、単なる「視察」に留まらず、中期経営計画の策定に必要な実践的な情報収集や、人的ネットワークの構築が可能です。さらに、具体的な協業やVCやアクセラレーターへの出資を検討するミーティングやディスカッションの場を提供し、実質的な成果につながる支援を行います。

※指定都市(2026年): ニューヨーク、ボストン、ピッツバーグ ・費用 年間6万6000ドル(2026年3月までは旧価格6万ドル)

【SILVER: アカウント・エグゼクティブがつくコース】 実行伴走(共同実行・軌道修正支援)を提供し、MIIが実行パートナーとして関与します。

・ADVANCED特典 4人まで個人プログラムのADVANCEDコースを受講可能。 ・年2回のエコシステム視察 内容詳細はBRONZEコースを参照。 ・アカウント・エグゼクティブ 御社のニーズにあわせた投資家の探索と関係構築や、現地VCへのLP出資の戦略策定アドバイザリーなどを担当。また組織改編や異動などによる交流の断絶を防ぎ、スムーズな引き継ぎ支援。 ・費用 年間12万ドル(2026年3月までは旧価格13万2000ドル)

【GOLD: 複数VCへの出資を管理するアドバイザリーコース】 複数のナノVC出資を一元管理する「ファンド・オブ・ファンズ」を提供。Monozukuri Communityの運営で培ったノウハウで、ナノVCからの情報を整理し、実行伴走(共同実行・軌道修正支援)とあわせてスタートアップ・エコシステムとの継続的な関係の設計・運用を実践支援します。

・ADVANCED特典 4人まで個人プログラムのADVANCEDコースを受講可能。 ・年2回のエコシステム視察 内容詳細はBRONZE・SILVERコースを参照。 ・アカウント・エグゼクティブ 御社のニーズにあわせた投資家の探索と関係構築や、現地VCへのLP出資の戦略策定アドバイザリーなどを担当。また組織改編や異動などによる交流の断絶を防ぎ、スムーズな引き継ぎ支援。 ・ファンド・オブ・ファンズ 複数のVC出資を一元管理するFoFを提供。ポートフォリオ最適化、リスク分散、報告業務の効率化

・ポートフォリオ企業との協業支援 投資先VCのポートフォリオ企業との提携・共同開発機会の創出 ・費用 個別見積もり

プログラム内容早見表

プラン 個人 STARTER 個人 ADVANCED コーポレート BRONZE コーポレート SILVER コーポレート GOLD
メンタリング 1回/月 1回/月 1回/月 - 2人 1回/月 - 4人 1回/月 - 4人
サロン
イベントでのVIP参加権  
投資家の紹介と個別セッション
アーカイブ(過去資料や教育コンテンツ)へのアクセス
指定都市でのエコシステム視察(2026年度は3都市)     1回/年 2回/年 2回/年
アカウント・エグゼクティブによるエコシステムへの各種支援      
ファンド・オブ・ファンズによる複数のLP出資        
年会費 1万1000ドル 3万3000ドル 6万6000ドル 13万2000ドル 個別見積もり
プロモーション価格(2026年3月末日まで) 1万ドル 3万ドル 6万ドル 12万ドル 個別見積もり

推奨プログラム

MIIでは、以下の段階的アプローチによるプログラム選択を推奨しています。

1年目(BRONZE):基盤構築

情報収集、ニッチ定義、候補VC選定、社内体制構築

2年目(SILVER):実行フェーズ

LP出資実行、提携交渉、新規事業立ち上げ、アカウント・エグゼクティブによるハンズオン支援

3年目以降(GOLD):スケール

複数VCへのLP出資をFoFで一元管理、ポートフォリオ企業との協業拡大

こんな企業に向いています

本プログラムに向いている企業

本プログラムは、中長期で北米エコシステムとの関係構築を行い、組織的な体制を整えたい企業に適しています。

特に、以下の課題を抱える企業にとって、MIIは大きな価値を提供します:

  • 担当者が異動すると関係が消える
  • 十分な引き継ぎ期間が用意できず、後任者が一からやり直す
  • 企業としての学習が蓄積されない
  • CVCを作ったが、投資先が見つからない
  • Demo Dayに参加しても、関係が続かない

個人の力量ではなく、組織として関係を設計・運用する視点が、継続的なエコシステム関与には不可欠です。

本プログラムに向いていない企業

本プログラムは、短期のPoC案件獲得や大量のスタートアップ紹介を目的とする企業には適していません。

MIIは何でないか

  • コンサルティング会社ではない:戦略策定を丸投げで受託したり、実行を完全に代行することはしません。企業自身が判断・実行する能力を構築することを支援します。
  • スタートアップソーシングサービスではない:大量のピッチを提供するのではなく、戦略的に重要なVCとの関係構築を重視します。
  • 成果保証はしない:LP出資の成功、提携の成立、新規事業の立ち上げ成功を保証するものではありません。確率を高める支援を提供します。
  • 情報提供サービスではない:単なるレポートやニュースレター配信ではなく、実践的なエコシステム参画を支援します。
  • 投資の代理執行はしない:LP出資の最終判断や契約締結は企業側で行います。MIIは判断材料の提供と戦略策定を支援します。

MIIとDeep Tech Forumの役割分担

MIIの独自性は、Deep Tech Forum(DTF)との表裏一体の構造にあります。

Deep Tech Forum(DTF)

  • 米国ローカルのディープテック・コミュニティ
  • ナノVC、創業者、研究者が「自然体で集まる場」
  • 英語・現地文脈・インナーサークル前提
  • 日本企業向けには設計されていない

Monozukuri Innovation Institute(MII)

  • 日本企業がDTFを含む米国エコシステムと「どう継続的な関係を構築するか」を設計・翻訳する実践レイヤー
  • 日本語での社内整理・意思決定・継続運用を支援
  • エコシステムとの関係を「設計・運用できる状態」にするためのインターフェース

MIIはコミュニティではなく、コミュニティに「入り続けるための実装装置」

 

顧客サポート体制

<主要スタッフ> ・関 信浩 Monozukuri Ventures創業パートナー。ニューヨーク在住。日米のスタートアップ(東京、サンフランシスコ、ニューヨーク)で経営やM&Aなどを経験。日系企業の米国イノベーション業務を経験したのち、2017年からニューヨークでVC投資業務に従事。エンジェル投資したスタートアップ(東京)が上場(現在、東証プライム)。Carnegie Mellon大学MBA(専攻は起業学)。東京大学工学部卒。 関連情報: 日経ビジネスの連載をまとめた著書(オープンイノベーション? それなら「ユニコーン」でなく「アクハイア」を学びなさい)や、JETROでのウェビナー(企業文化が変わるのを待たずに“担当者レベル”でオープンイノベーションを推進する方法、新規事業を推進する優秀人材の獲得と“アクハイア”の考え方)など ・Sabrina Sasaki Monozukuri Ventures投資パートナー。2015年にハードウェア専門アクセラレーターMakers Boot Campに参画し、ネットワークイベントMonozukuri Hub Meetupなどを立ち上げる。2021年からVC投資業務に従事し、多くの国際スタートアップ・イベントで、主にVCとのネットワークを築く。そのVC人脈を生かし国際的なイベントDeep Tech Forumの共同発起人として、主に講演者の人選や出演交渉、司会進行などを担う。

視察ツアーについて

コーポレートプログラムでは、指定都市のアクセラレーターや大学への視察・交流を通じて、最先端の技術動向や市場機会を把握する貴重な機会を提供します。MIIの専門的なガイドと現地エコシステムに精通したネットワークを活用することで、単なる「視察」に留まらず、中期経営計画の策定に必要な実践的な情報収集や、人的ネットワークの構築が可能です。 さらに、VCやアクセラレーターへの出資を検討するためのミーティングやディスカッションの場も提供し、具体的な協業や投資活動につながる実質的な成果をサポートします。

指定都市と訪問先の例

例) 当社が実施したMonozukuri Tourによる訪問先 ボストン ・Morning: Greentown Labs Michela Grunebaum, Director of Programs, Greentown Go ・Afternoon: MIT Ryo Ishibashi, Program Director, Industrial Liaison Program, Office of Corporate Relations - Strategic Alliances and Technology Transfer Professor Aude Oliva from College of Computing Human-Robot Interaction Labs - Professor Hermano Igor Krebs ピッツバーグ ・Morning: Carnegie Mellon University Dave Mawhinney, Founding Executive Director, Swartz Center for Entrepreneurship Jim Jen, Distinguished Service Professor of Entrepreneurship and Director, Corporate Startup Lab Carmel Majidi, Professor, Mechanical Engineering and Co-founder/CTO of three tech startups ・Afternoon: The ARM Institute, CapSen Robotics and Ductmate Industries Matt Rosenberger, Project Administrator, The ARM Institute Matt Minner, Managing Director of Technical Services, Catalyst Connection Jared Glover, CEO, CapSen Robotics ・Morning: Robotics Factory, an Innovation Works accelerator Kevin Dowling, Managing Director of the Robotics Factory and Hardware, Innovation Works Afshan Khan, Portfolio Executive, Hardware Sector, Innovation Works

よくある質問(FAQ)

Q: 個人プログラムは法人でも受講できますか? A: はい、可能です。ただし、個人プログラムは企業に所属する個人を対象としたプログラムです。一方、コーポレートプログラムは会社単位で加入し、複数の従業員を対象としています。 Q: 日本から受講することは可能ですか? A: はい、すべての個人プログラムはオンラインで受講可能です。 STARTERコース: 日本国内の担当者や駐在予定者に最適。 ADVANCEDコース: VIPイベントに合わせて北米への出張参加も可能です。 ただし、プログラムによっては日本時間の早朝や週末(土曜日)に開催される場合があります。また、講演者の意向で一部コンテンツがオンデマンド公開されない場合もあるため、事前にご確認ください。 Q: 現地に駐在員がいなくても利用できますか? A: はい、可能です。個人プログラムはオンライン中心に設計されており、駐在員がいない場合でも日本から効率的に北米エコシステムにアクセスできます。 また、コーポレートプログラムでは、現地ネットワーク構築や準備をアカウントエグゼクティブが支援するため、駐在員不在でも効果的な活動が可能です。 Q: 他社との情報共有や競合リスクはどのように管理されていますか? A: プログラム内の情報やネットワークは、企業ごとのプライバシーを厳密に保護しています。他社との交流が必要な場合は、事前に合意を得たうえで進行します。また、特定の情報共有や競合リスクが懸念される場合には、MII専用のプライベートセッションや非公開契約のもとで対応します。 Q: コーポレートプログラムには何名まで参加可能ですか? A: コーポレートプログラムは会社単位で加入するため、参加人数に制限はありません。ただし、SALONやメンタリングなどの個別セッションでは、各イベントの特性に応じて人数制限が適用される場合があります(例: 1社あたり最大2名まで)。詳細は各コースの案内をご確認ください。 Q: 無料で試すことはできますか? A: 無料の試用はありませんが、個人プログラム「STARTER」には3か月のお試しコース(有料)がございます。このコースでは、メンタリングやSalonなど主要プログラムを1セット体験できます。なお、VIP参加権は含まれませんが、対象イベントには個別参加が可能です。 Q: 受講者の声を聞くことはできますか? A: はい、2024年夏に開始したベータプログラムでは、米国駐在のオープンイノベーション担当者やCVC実務者が参加し、個別メンタリングやサロンを活用しています。実務に役立つ知見やネットワーク構築を評価いただいています。参加者の紹介をご希望の場合は、お問い合わせください。 Q: 他国でも同様のプログラムを利用できますか? A: 現在、MIIは北米を中心に展開していますが、将来的には日本でもプログラム展開を計画しています。日本でのプログラム内容は北米とは異なる場合があるため、詳細は個別にお問い合わせください。

ご質問・お問い合わせ

詳細については、お気軽にお問い合わせください。 担当者: 関 信浩 お問合せフォームはこちらから Monozukuri Venturesでは、ハードウェア・ハードテック特化型のVCからみた、製造業・ハードウェア業界動向のご紹介をしています。ご興味のある方はこちらの当社ニュースレターへご登録下さい。


もっと詳しく知りたい方へ

このセクションでは、MIIが必要とされる背景について、より詳細に解説します。

北米ディープテックエコシステムの構造変化

近年、ディープテック領域では、ナノVCの増加によりエコシステムが急速に細分化しています。

過去8年間で約2,000社のナノVCが新設されましたが、その多くは:

  • 特定コミュニティ内で資金調達・活動しており、外部からは発見困難
  • 1〜2人で運営され、著名VCのような広報の仕組みが未確立
  • Demo Dayに出ず、プレスリリースも出さない

しかし、これらのナノVCは特定の技術コミュニティに深く根を張っており、大手VCが投資する前の『種(シード)』の情報を握る、いわばエコシステムの案内役となっています。

かつて有効だった「CVCを作れば、主要スタートアップと繋がれる」という前提は崩れ、「どのエコシステムと、どう継続的な関係を構築するか」そのものが競争力になっています。

MIIは、この構造変化を前提に設計されています。

📖 詳しい解説記事 「インナーサークル」は幻想か?日本企業が見落とす、エコシステムとの関係設計がカギ 「検索やDemo Dayでは有望スタートアップを見つけられない」― 水面下で起きている構造変化 「ナノVC」時代の到来:超細分化するディープテック投資市場の実態

日本企業が苦手とすること

日本企業は、情報収集や個別ミーティングは得意でも、以下を構造的に苦手としています:

  • 非公式な関係構築
  • 内輪で共有される文脈理解
  • 「呼ばれる側」ではなく「中にいる側」になること
  • エコシステムに価値ある情報を提供(Give)する姿勢

特に重要なのが、一方的に情報を得る(Take)だけでなく、日本市場の知見や特定産業の深い課題感など、エコシステムにとって価値ある情報を定期的に提供(Give)することです。この相互性が、継続的な関係の基盤となります。

MIIは、こうした日本企業特有のハードルを前提に設計されたプログラムです。

なぜローカルコミュニティのメンバーシップだけでは足りないのか

Greentown LabsやThe Engineといった「ローカル」のコミュニティに参加することは、非常に重要です。しかし現実には、次のような課題が多くの日本企業で起きています:

  • すべてのローカルコミュニティに入れるわけではない
  • メンバーシップは高額で、参加の優先順位付けが難しい
  • メンバーになっても、イベントに出るだけで終わり、中の意思決定や非公式な動きが見えない
  • 実質的な関係構築に至らない

「入ったが、成果が出ていない」企業が少なくありません。なぜなら、参加後の「振る舞い方」「関係の作り方」「社内への持ち帰り方」が設計されていないからです。

さらに近年は、ナノVCの台頭によりエコシステムが細分化し、単一コミュニティへの参加だけでは全体像を把握することが難しくなっています。

CVC神話の限界と、今起きている現実

10年ほど前、日本企業では次の考え方が主流でした:

「オープンイノベーションを進めるには、独立した意思決定ができるCVCを作ることが重要」

しかし現在、多くの企業で次の課題が顕在化しています:

  • 投資判断ができない
  • 投資先スタートアップが見つからない
  • 結果として投資件数が伸びない
  • スタートアップとの接点が増えない

CVCという「箱」にお金は入れたが、実際のスタートアップ投資や関係構築は進んでいないというケースが非常に多いのが実情です。

問題は「CVCがあるかどうか」ではありません。どのエコシステムと、どの立場で、どう関与しているかです。

多くの企業で以下の構造的課題が起きています:

  • Demo Dayに参加したが、面談は単発で終わる
  • 「面白かった」で終わり、次のアクションが定まらない
  • 関係を「どう続けるか」が設計されていない
  • エコシステムに対するGive(価値提供)の設計がない

CVCという「箱」にお金は入れたが、エコシステムとの継続的な関係構築は進んでいない——これが多くの企業の実情です。

日本企業が取るべき現実的なアクション

MIIでは、日本企業が取るべきアクションを次のように整理しています:

① LP出資の戦略的再定義

従来のLP出資は、主に「ディールソース(投資案件の獲得)」を目的としていました。

しかしナノVC時代では、LP出資は「エコシステムとの関係を戦略的に設計する行為」そのものです:

  • 大企業は複数の戦略的事業領域を持つ
  • それぞれの分野に、何十ものナノVCが存在
  • どのVCを発見し、吟味し、「どのVCから何を得るのか」を明確に定義する
  • 投資後の関係設計まで含めて考える

ナノVCは玉石混交であり、どのニッチに強いかを見極める目利き自体が、戦略の一部となります。当然、1社や2社へのLP出資では済まないでしょう。

② CVCがない場合

いきなりCVCを作るよりも、LP出資を通じて情報取得・関係構築の体制を先に作る方が合理的です。

③ CVCがある場合

「事業シナジー」だけでなく**「財務リターン」も追求する設計に進化**させる。

これにより、スタートアップを見る視点が「調達対象」→「連携・共存パートナー」へ変わり、長期的なオープンイノベーションが可能になります。

技術評価(R&D)から、ビジネスモデル評価(事業開発)への進化が不可欠です。

それでも多くの企業が動けない理由

問題は、「何をすべきか」ではありません。**「どうやればいいのか分からない」**のです。

  • どのナノVCと関係を作るべきか
  • どのレベルの関係を目指すのか
  • 何をGiveすべきか
  • うまくいかなかったとき、どう次に進むのか
  • 担当者が異動したとき、どう関係を維持するのか(組織的運用)

この地道で継続的なアクションを、通常業務と並行して回すことは、非常に難しい。

MIIが提供する価値

MIIは、日本企業が米国ディープテック・エコシステムとの継続的な関係を構築していくための、地道なアクションを、並走しながら導いていくプログラムです。

  • 単なる情報提供ではなく
  • 単なるイベント参加でもなく
  • 単なるコンサルティングでもない

「参加 → 関係構築 → 継続運用」までを設計し、実行できる状態にする。これが、MIIの存在意義です。

📚 さらに詳しく学びたい方へ

「インナーサークル」は幻想か?日本企業が見落とす、エコシステムとの関係設計がカギ 「検索やDemo Dayでは有望スタートアップを見つけられない」― 水面下で起きている構造変化 「ナノVC」時代の到来:超細分化するディープテック投資市場の実態

 

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