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【MBC試作ファンド】IoT向け広範囲通信ネットワークモジュール開発のスタートアップへ投資

Makers Boot Camp(運営:株式会社Darma Tech Labs、本社:京都市下京区、代表取締役:牧野成将、以下「MBC」)は「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)の出資先として、IoT向け通信ネットワークのモジュール開発/販売をおこなう株式会社EASEL(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:木佐貫 靖、以下「EASEL社」)に投資実行したことをお知らせいたします。EASEL社はワイヤレスネットワークの開発を得意とするスタートアップで、これまでもワイヤレスモジュール/ネットワーク化の実績を持ち、IoTコア技術を有する技術者集団です。EASEL社の日本国内での先行優位性と今後のIoT用無線方式として主流となるであろうLoRa方式の開発力を見込み、リード投資家のCAC CAPITAL株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:前田 卓也)と共に、本ファンドから投資しました。 【EASEL社について】 EASEL社は、LoRa方式の無線モジュールの開発・販売だけでなく、IoT全般のコンサルタントおよびカスタム製品開発/ODMからシステム開発まで対応可能なIoTワンストップ企業です。ファブレスメーカーとして、基板製造を得意とする大昌電子とパートナーを組みEASEL社が、一元管理で製品を製造しています。EASEL社はIoTのトータルソリューションを担う企業を今後も目指していきます。IoT市場における国内の2017年ユーザー支出額の実績は6.2兆円で、2022年には倍の12.5兆円の市場規模に達すると予測されています。(調査:IDC Japan)特に「流通・物流」、「医療・介護分野」の成長が顕著に見られており、大手企業もEASEL社のカスタム開発デバイスを導入しており、LoRa分野では日本国内でもトップの知名度を誇っていることから、今後も引き続き大きく成長していくと見込でいます。 【IoT用無線方式について】 これまでIoTデバイスが利用する広域ネットワークは3G/LTE回線が主流でしたが、消費電力が大きく通信キャリアによる通信費用もかかることから、システムのランニングコストが大きくなるという欠点がありました。そんな中、LPWA(Low Power, Wide Area/低消費電力・広範囲)という、少ない消費電力で広いエリアをカバーする無線通信方式が近年3G/LTE回線の代わりに注目を集めています。 EASEL社が採用しているLoRa方式もLPWAの一つで、省電力・低コストな長距離通信ができる優位性を持ちます。特にEASEL社が推奨するプライベートLoRa方式は通信キャリアを介すことなく機器間の通信を可能とします。中継機を使用することなく市街地でも半径2km~5kmの広域エリアをカバーできることから、最小限の通信コストで運用することが可能です。また、消費電力も小さいため、小型電池で数年間連続使用するような運用も可能となります。 【EASEL社が開発したLoRa運用例】 EASEL社が開発を手がけるLoRa方式の中でもプライベートLoRaは、デバイスごとに通信費用やランニングコストが発生しない日本でも主力となりつつある方式です。 プライベートLoRaを利用したカスタム開発ソリューションとして以下のシステムを手がけています。 【スキー場】LoRa通信に対応したGPSデバイスを雪山でスキー客や登山者が所持することで、利用者の位置を把握し、遭難等のSOS信号を受信できるシステム 【高齢者向け介護施設】介護施設内で入居者の位置状況を把握。万が一、徘徊した場合でもGPSによる位置情報をLoRa通信で送信し、位置を検知できるシステム MBCはEASEL社のようなIoTを支える技術を有するスタートアップに、今後も投資を通じてスタートアップのハードウェア開発のサポートを続けてまいります。 https://www.value-press.com/pressrelease/210900

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