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【MBC試作ファンド】自分好みのお茶を淹れてくれるIoTティーポット開発のスタートアップへ投資

ハードウェアスタートアップのモノづくり支援をおこなうMakers Boot Camp(運営:株式会社Darma Tech Labs、本社:京都市下京区、代表取締役:牧野成将、以下「MBC」)は、ジェネラル・パートナーとして管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」(通称:MBC試作ファンド)から、最適なお茶の条件を解析して淹れるIoTティーポットTeplo(テプロ)を開発・販売する株式会社LOAD&ROAD(本社:東京都千代田区、CEO:河野辺和典)へ投資したことを発表します。Teploは生産者からヒアリングを行い、茶葉を抽出する最適な温度条件や抽出時間を再現することが出来るティーポットです。現在開発中のTeplo 2.0のセンサーには脈拍/体温といった利用者のコンディションと部屋の温度や湿度等も考慮すると同時に、ストレスレベル等に応じて最適なお茶を準備してくれる機能も搭載予定です。MBCからは投資と同時に量産化に向けた技術支援を受けており、来年前半までにスタートを予定しているクラウドファンディング向けの製品開発を急ピッチで取り組んでいます。

茶葉による抽出条件の違いとお茶文化について

コーヒーと並んでお茶は嗜好品として高い人気を誇っていますが、食品産業新聞によると2017年度の世界での生産高は580tを超え、10年前からおよそ倍の伸び率を示しています。お茶には緑茶、紅茶、烏龍茶、ハーブティー等多くの種類があり、消費者のお茶に対する好奇心満たすことで、市場の拡大が見込まれます。日本を含むアジアはお茶の文化が発達していますが、欧米では熱湯で入れる紅茶以外のお茶の入れ方はよく知られておらず、それぞれのお茶により適切な温度や抽出時間などの知識が必要となることは、お茶文化が広まる上で障害となっています。

Teploは、玉露(55℃で4分抽出→揺らしながら3分)や紅茶(90℃で2分間抽出)等それぞれの茶葉にあった抽出方法(国際特許取得済み)をアプリで選ぶことができ、お茶の詳しい入れ方を知らなくても、誰でも簡単に最高のお茶を楽しむことが出来るティーポットとなっています。

ぺットを家に残して働きに出ている飼い主の7割以上がペットを自宅に残し留守番をさせていることに罪悪感を抱いており(出典:Tomofun株式会社)、そのペットと飼い主の関係性をケアする新しいテクノロジーが強く求められています。

チーム編成と開発状況

起業家教育で有名な米国のBabson大学で学んだCEOの河野辺和典氏は、大学院時代の同級生であるMayuresh Soni氏 (CTO)とMBAプログラム在学中に IoT製品を開発するスタートアップ LOAD&ROAD を立ち上げました。クラウドファンディング後、ハードウェア開発の拠点は日本に、ソフトウェア開発の拠点をインドに作り、すべての テクノロジーを自社内で開発しています。

クラウドファンディングへの挑戦とテレビ放映

水筒型の「Teplo1.0」は、2016年に米国のクラウドファンド大手「Kickstarter」で7.4万ドルの資金調達に成功し、2017年にすべての購入者の手元に1号機を届け、キャンペーンは成功を収めました。1号機の開発で蓄積された知識を活かし、より個人の好みに合った最高のお茶を提供するために開発中の「Teplo 2.0」は、2019年の前半期までに再度Kickstarterでキャンペーンを開始する予定です。11月にはテレビ東京のワールドビジネスサテライト トレンドたまごのコーナにて、「Teplo 2.0」の機能を一部紹介していただくなど、キャンペーンをおこなう前からのサポーターコミュニティーの育成にも力をいれています。

MBCは今後も海外の市場を目指すスタートアップへの投資と技術支援を通じて、日本の優れた技術力を世界に向けて発信し続けてまいります。

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