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MZVが少量生産サプライチェーン構築で、モノづくり企業と資本提携 「New Normal時代」に対応したモノづくりと投資事業を日米で強化

2020年5月14日

株式会社Monozukuri Ventures

 

Monozukuri Ventures(略称: MZV。本社: 京都市およびニューヨーク市)は、COVID-19(新型コロナウイルス)時代の「モノづくり」をリードする、新しい少量生産サプライチェーンの構築に向けて、新たにソニー、香港東英電子工業、安田工業と資本提携を結びます。MZVは既存のパートナー企業とともに、少量生産のための技術開発面での協力に加えて、安定したサプライチェーンを実現するために不可欠な技術の発掘・普及を推進していきます。また今夏にはCOVID-19環境下で必要とされるモノづくりにも投資する新たなベンチャー投資ファンド「New Normal Monozukuriファンド(仮)」を立ち上げ、日米での投資事業を拡充していく予定です。

 

モノづくり企業と資本提携し少量生産サプライチェーンを構築

少量生産に対応した新たなサプライチェーン構築に向けて、新たにソニー株式会社、EMS(電子機器の受託製造サービス)企業の香港東英電子工業、工作機械メーカーの安田工業株式会社などと、3月末に総額1億円の第三者割当増資を実施しました。MZVはこれまで京都試作ネットなど日本の中小試作企業と連携しながら、アイデアから試作までの製造支援体制を構築してきましたが、少量生産のサプライチェーンには課題がありました。近年、欧米を中心に3Dプリンター等の新しい製造技術や材料が進化し、数千個以下の少量生産でも、従来の金型による生産にコスト面・品質面で引けを取らない新しい製造方法が台頭しつつあります。MZVは米国での投資ネットワークを生かし、最新の技術に投資するだけでなく、そうした技術をいち早く日本に持ち込み、パートナー企業とともに、少量生産に対応した新たなサプライチェーンを構築していきます。

 

「New Normal」時代のモノづくりを支援するファンドを設立へ

今夏に設立予定の「New Normal Monozukuriファンド」は、遠隔医療のような既存の試作ファンドの投資分野に加えて、安定した少量生産サプライチェーンを実現するために必要な技術の発掘や普及を目的としたベンチャー投資ファンドです。New Normal Monozukuriファンドでは、金型を作らないことでよりスピーディに製品を市場に供給できる「Additive Manufacturing技術」などへの投資だけでなく、働く人の感染を防ぐ技術への投資を推し進めることで、安定した製品供給を実現します。具体的には工場で働く人へのCOVID-19への感染を防ぐ「Social Distancing技術」や「Contact Tracing技術」、感染の早期発見や素早い処理を可能にする「Remote Diagnosis技術」や「Santizing技術」、遠隔での開発・設計が可能な「Virtual Engineering技術」、工場の省人化や無人化を実現する「Robotics技術」などの分野で、日米のスタートアップ企業へ投資します。

 

Monozukuri Venturesについて

Monozukuri Ventures(略称: MZV)は、京都とニューヨークを拠点に、ハードウェア・スタートアップへのベンチャー投資ファンドの運営と、ハードウェアの試作・製造に関する技術コンサルティングを提供する企業です。2020年1月に、Makers Boot Campを運営する株式会社Darma Tech Labs(京都市)と、FabFoundry, Inc.(ニューヨーク市)が、2社のハードウェア・スタートアップ支援の経営資源を結集して発足しました。MZVが運営するMBC試作ファンドは2017年夏に発足し、日米のハードウェア・スタートアップ28社(日本13社、米国15社)に投資しています(2020年4月末時点)。またスタートアップ企業を中心に、60以上の試作プロジェクトを支援しています。

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