日本の製造業復活の鍵を握る、米国東海岸スタートアップ

米国で投資担当の責任者を務めるです。

9回目の開催を迎える日本最大規模のオープンイノベーションの祭典「ILS2022」で、Monozukuri Venturesの中島と辻本が「日本の製造業復活の鍵を握る、米国東海岸スタートアップ」と題して講演を行います。

日本の製造業復活の鍵を握る、米国東海岸スタートアップ
ものづくりの国・日本が、米国のイノベーションの仕組みから学べることとは?

4年間で日米のモノづくり系スタートアップ50社にVC投資したMonozukuri Venturesが、米国製造業の中心地である東海岸や五大湖地域で起きている、スタートアップとの連携(エコシステム)の最新事情を紹介。製造業の未来に繋がるヒントを探ります。



Monozukuri Venturesは2017年から日米でVC投資を続けていますが、他の日系VCと大きく異なるのは、米国はニューヨークを拠点として、東海岸と中西部(五大湖地域)にネットワークを持っていることだと思います。



シリコンバレーがある西海岸と比べて、東海岸は人口密度も高く、またボストンやニューヨーク、フィラデルフィアなど著名な大学が数多く存在する都市も多くあります。

また大学の研究をベースに、スピンアウトするスタートアップが多数あり、そうしたスタートアップを育てるアクセラレーターやインキュベーターが数多く存在するのが特徴です。

シリコンバレーはもともとは半導体産業(シリコン)の集積地で、多くのコンピューター・メーカーも生み出しましたが、21世紀になっての主流はソフトウェアやネット系のスタートアップになりました。

一方、東海岸や中西部では、もともと製造業が盛んだったこともあり、ハードウェア系や製造業系スタートアップを生み出し育てるカルチャーがあります。

例えば中西部一の大都市であるシカゴには、多くの地元メーカーなどが支援するハードウェア系インキュベーターである「mHUB」があります。mHUBのウェブサイトに行くと、600万ドル相当の機械・ツールが導入され、入居していたスタートアップが調達した資金はのべ7億ドルに達しているとあります。

mHUBは最近はアクセラレーター事業にも力を入れており、昨年11月にはIOT分野のアクセラレーターのデモデーが開催されました。私たちは、その参加スタートアップの1社と、出資に向けて話し合っています。



またシカゴのすぐ北にあるウィスコンシン州を拠点とするアクセラレーターgener8torは、業界別のカンファレンスOnRampを主催しており、「ヘルスケア」や「エンタメ」などと並んで「製造業」に特化したシリーズを開催しています。2021年10月にインディアナ州で開催されたOnRamp Manufacturing Conferenceでは、北米のスタートアップを中心に約350社が参加しました。我々も製造業系のスタートアップ何十社と面談をし、そのうちの1社であるMira Labs社に最近、投資をしました

本拠地とするニューヨーク以外で最も投資をしているのは、東海岸のペンシルベニア州ではあるものの五大湖にも近いピッツバーグです。ピッツバーグには以前からハードウェアに特化したアクセラレーターAlphalab Gearがあります。またAIやロボット工学、先端製造技術に強いカーネギーメロン大学があることから、2021年には4社に出資しました。

とはいえシリコンバレーはスタートアップの集積地。私たちMonozukuri Venturesも、投資活動をしていないわけではありません。以下の図を見ていただいても分かるように東海岸の17社にはかないませんが、それでもシリコンバレー地域では6社に出資しております。



本日の講演では、この他にも我々Monozukuri Venturesが、多くのVCとは異なる「製造業イノベーション」という領域に注目している理由や、強みなどについてもお話させていただく予定です。



日本が誇る製造業の強さを、米国のスタートアップと組み合わせていくことで、製造業にイノベーションを生み出していくMonozukuri Venturesの活動にご期待ください!!

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